オートハープには、21本のバーが付いているものと15本のバーが
ついているものがあります。
21バーは3列に7個のボタンが配置されており、低音側には
マイナーコード(短三和音)、中央にセブンスコード(属七和音)、
高音側にメジャーコード(長三和音)が並んでいるのが主流です。
15バーのオートハープは8個と7個のボタンが2列に配置されており、
低音側にメジャーコード、高音側にマイナーコードが並び、
セブンスコードは関連のコードとコードの間に配置されています。
トップ
サイド&バックは合板ですが、トップ(表板)には
合板と単板がありそれぞれ響きが異なります。
また、使用される木材の種類によっても音色が異なります。
ピックアップの有無
21バーのオートハープには、ピックアップが内蔵されている
タイプがあります。
ピックアップにより音響の変化がつけられ、音量などの問題点を
カバーする事ができます。
弦の種類
オートハープには、大きく分けてアンカーで弦を止めるものと
ピンで弦を止めるものの2つタイプがあります。
その為、弦はボールエンドとループエンドの
2種類があります。
ファインチューナー付きのオートハープは
ボールエンドの弦を使用します。
音質、弦の太さ・長さ、色、音域など
ニーズに合わせて交換することができます。
その他
最近では量産品以外に、コードバーの数や素材の種類等を
選べるセミオーダー品や、バーの並べ方から塗装仕上げの
方法まで個別にオーダー出来るカスタムクラフトタイプが
アメリカ各地のビルダーによって注文製作されています。
これらの中にはダイアトニックスケールにチューニングし、
それに準処したコードバーを装着したハープもあります。
*「綴琴往来案内」のページでもオートハープのご紹介をしております
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