綴琴戯術

第七講 「Edelweiss」をお手本に



「ちいさな努力で大きな効果」
綴琴戯術のちすもんですー。

さて今回の綴琴戯術のタネ。
「クリシェ。どうしますか」です。

ギター等を弾かれる方は御存知でしょうが、
主和音から四度上がるときに、段階和音をいれるってもので、
よく使われるのは主和音のセブンスです
例としますと「D・D7・G」って移動です。

ところがこのセブンスバー
オートハープにおいては常にリストラ対象となるバーでして、
メロをとる際にコイツがなくってもあまり困らないので、
もっと使いやすいバーに交換されちゃいます。
で、そんなときにどうするか。
主和音のドミナントを使うワケですねー。

まぁ、ワケの判んない用語はおいておいて、
今回のお題は「Edelweiss」ですー。

ではではいつもの通りコードタブ。

 D D /A / D D /G /
 D D /D G A/ G /A /
 D D /A / D D /G /
 D D/ A G A /D /D /
 A AA/ A G A /D D /D D7 /
 G G/ E7 D/ A /A /
 D D /A / D D /G /
 D D/ A G A/ D /D /

では「edel01.mp3」をお聞き下さい。

ゆっくりとした曲ですのでメロをたてて、フィンガーピックを弦に
垂直に当てて引きあげる感じでピッキングして下さいね。
オートハープは弾かれている方が思っている半分も
メロ音が伝わっていないと言うことを自覚して、しっかりメロを立てて下さい。

つづいて、今回のテーマの「A AA/ A G A /D D /D D7 /」
の部分です。「edel02.mp3」
ここが「edel03.mp3」でもきれいな経過になっていませんか?
こちらは「A AA/ A G A /D D /D F#m /」と弾いてます。

通常、メロの流れに応じて和音を使い分けるクリシェですが、
少ないバーでなんとかやってみようって時にもお役にたちます。
使い方に慣れて来ましたら、いろんな曲を
ほとんどセブンスバーを使わずにメロ取りできるようになります。
そして、セブンスバーの代わりに他のバーを付ければ
使えるキーが広がるって次第です
「edel04.MP3」
セブンスバーますますリストラされますが・・・同情

さて、Edelweissのように短いメロの場合、
同じメロを続けて弾いていると聞くほうも演るほうも飽きてきます。
そこで、高音部弦をローリングしながらメロ展開のバーを弾くという
ワザがあります。「edel05.mp3」
これぞオートハープならでわってやつで、
適当にかき鳴らしていてもメロ音が入っているからそれっぽく聞こえる
ってとってもオイシイワザです。
ただ、これはまずちゃんとメロを聞いていただいてから、
2番目か3番目の展開に使うようにして下さいね。
最初っからこんなのしていると、いったい何の曲かも
判っていただけません。